一覧へ戻る

ピルクル ひざアクティブ b

商品詳細

届出番号 J16
商品名 ピルクル ひざアクティブ b
会社名 日清ヨーク株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 お腹の調子を整える;関節の動きをサポート
本品にはN-アセチルグルコサミンと乳酸菌NY1301株が含まれます。N-アセチルグルコサミンは、歩行時のひざ関節の違和感を軽減することが報告されています。乳酸菌NY1301株は腸内環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ機能が報告されています。
想定する主な対象者 膝関節の動きに悩みのある健常成人、便秘傾向の成人男女
機能性関与成分名 N-アセチルグルコサミン、乳酸菌NY1301株
  • N-アセチルグルコサミン
  • 乳酸菌
  • 1日あたりの含有量 300mg、400億個
    摂取目安量 1本(195ml)
    摂取方法 一日摂取目安量をお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 ・一日摂取目安量をお守りください。 ・多量に摂取することにより疾病が治癒したり、より健康が増進したりするものではありません。
    届出日 2024/04/05
    販売開始予定日 2024/09/30
    販売状況 販売中
    食品分類 発酵乳
    加工食品(その他)【乳製品乳酸菌飲料】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    2024.06.17 表示見本の変更
    2024.06.17 届出後の販売状況「販売中」に再度チェックを付す

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    【N-アセチルグルコサミンの安全性評価】
     N-アセチルグルコサミン(以下、NAG)は天然に広く分布し、生体内ではムコ多糖、糖たんぱく質、糖脂質の構成成分として皮膚や軟骨、腸管、脳などの器官や組織に分布しているアミノ糖です。食経験では、食肉や軟骨を始めとした食品に含まれており、古くより食されてきた経験があります。
     日本ではNAGを配合する乳製品やサプリメントが2000年代初期に発売され、その後も品目数と販売数量が増えてきました。NAG含有商品の配合量は300~1500mg/日と幅があるが、重篤な健康被害は報告されていません。
     過剰摂取による安全性は、1日摂取量を1000~1250mg、8週間~16週間投与したヒト試験で、安全性評価として血液検査値や血圧、体重等の測定結果では異常な変動は見られず、試験食品の摂取が原因と推測される健康被害も認められておりません。また、動物試験ではラットにNAGを13週間投与した亜慢性試験および52週間、104週間投与した慢性毒性試験および発がん試験について安全性が確認されています。
     NAGの医薬品との相互作用では、ワルファリン、アセトアミノフェンとの相互作用が示唆されているが、グルコサミンの指摘であり、NAGとの相互作用は報告されていません。また、糖尿病治療薬、トポイソメラーゼⅡ阻害剤との相互作用も推論されているが、症例報告がないことから、NAGは適切な摂取を行う場合問題ないと評価しました。
     以上より、NAGは十分な安全性が確認されており、当該製品を適切に摂取する場合は健康を害する恐れがないと考えられます。

    【乳酸菌NY1301株の安全性評価】
     乳酸菌NY1301株を含む特定保健用食品「ピルクル 400」、機能性表示食品「ピルクル 400 Light」は過去の販売期間において重篤な健康被害は報告されておりません。食品安全委員会において、特定保健用食品の食品健康影響評価が審議されており、乳酸菌 NY1301 株を関与成分として配合した製品「ピルクル 400」について、安全性について問題がないとの判断がなされております。
    また、医薬品との相互作用についても、問題となる報告はありませんでした。

     以上を持ちまして、当該製品の安全性については十分であると評価いたしました。

    機能性

    [N-アセチルグルコサミンの移動時のひざ関節の不快感を軽減する機能について](研究レビュー)

    (ア)表題
     最終製品「ピルクル ひざアクティブ」に含有する機能性関与成分N-アセチルグルコサミンによる膝関節の機能改善に関するシステマティックレビュー
    (イ)目的
     膝関節に違和感をもつ者を含む成人健常者を対象に、N-アセチルグルコサミンの継続的な経口摂取による膝関節機能の改善効果についてシステマティックレビューを実施しました。
    (ウ)背景
     N-アセチルグルコサミンのヒト経口摂取による膝関節への影響について評価した文献の検索を行いました。独立したレビュアーA、BがPubMed、JDreamⅢ、UMIN-CTRにて文献検索を実施しました。事前に設定した適格基準に基づいて文献を選定しました。研究の質はバイアスリスク、非直接性を評価しました。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性
     採択されたヒトランダム化比較臨床試験の文献5報は、全て膝に違和感がある者、またはK-L分類0またはⅠと診断された健常者を対象としたヒトランダム化比較臨床試験でした。
    (オ)主な結果
     全ての採択文献においてN-アセチルグルコサミンの投与は膝関節の機能、及び軟骨代謝マーカーを有意に改善する結果であることを報告していました。
    (カ)科学的根拠の質
     本レビューにおける研究全体のバイアスリスク、非直接性は低いと評価しました。一方、不精確は全ての採択文献で実績のある数値または経験的な数値ではあるものの、検定力分析は実施されていませんでした。非一貫性はJOAスコアでは2報で有意な効果が認められ、VASスコアでは有意な効果が認められた文献と認められなかった文献が同数、軟骨代謝マーカーでは有意な効果が認められた文献が4報中3報、認められなかった文献が4報中1報で有意な効果が認められた文献数が上回っていました。その他、出版バイアスは全ての採択文献において否定することができませんでした。
     これらの結果から、表示しようとする機能性について、消費者へわかりやすい表現も考慮の上、下記のように考察しました。機能性を感じる状況を採択論文の結果から、「歩行や階段昇降時」、すなわち日常生活を営む上での「歩行時」と規定し、対象者は「膝に違和感を抱えた者を含む健常者」で、機能性は健常者が感じる違和感であることから、「違和感」とし、作用部位は「膝関節」と関連づけられると判断したことから、前述の表示しようとする機能性との関連性に齟齬はないと考えられます。

    [乳酸菌NY1301株の腸内環境を改善する機能について](研究レビュー)

    (ア)標題
     乳酸菌NY1301株の腸内環境改善作用に関する研究レビュー
    (イ)目的
     便秘傾向の健常者に、乳酸菌NY1301株を摂取させることによって、プラセボ摂取と比べ、腸内環境が改善するかの検証を目的としました。
    (ウ)背景
     乳酸菌NY1301株は、腸内の環境を改善し、おなかの調子を良好に保つ関与成分として、2001年に特定保健用食品の許可を受けた乳酸菌です。乳酸菌NY1301株の有用性を示した研究は数多く公表されていますが、研究レビューについては確認されていませんでした。そこで、今回「便秘傾向の健常者に、乳酸菌NY1301株を摂取させることによって、プラセボ摂取と比べ、腸内環境が改善するか」を明らかにすることを目的とした研究レビューを実施しました。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性
     2019年5月8日、2019年7月6日の2回に分けて、国内外の3つのデータベースを用いて検索を実施しました。18歳以上の健常な日本人を対象とした文献を抽出し、事前に定めた条件によって取捨選択を行いました。その結果、最終的に評価することになった論文はRCTが1報でした。
    (オ)主な結果
     乳酸菌NY1301株400億個/日、2週間の摂取では、プラセボ摂取と比較して、摂取期間平均の排便回数が有意に増加しました。摂取期間平均の排便日数、および排便量については、増加傾向にとどまりました。また、便中細菌占有率ではプラセボと比較して、乳酸菌NY1301株の摂取は、Lactobacillus属が有意に増加し、B.longum subsp.longum属に関しては乳酸菌NY1301株の摂取前後で有意な増加を示しました。
    (カ)科学的根拠の質
     採用した研究について、高度の症例減少バイアスが見られました。また、アウトカムでは便通と便中細菌占有率に標準偏差の大きさからくる不精確がありました。研究レビュー全体としては、文献の検索を英語と日本語のデータベースに絞ったことから、他言語での論文収集の網羅性の問題や出版バイアスの存在は否定できないため、今後さらなるエビデンスの拡充が望まれます。

    関連コンテンツ


    一覧へ戻る