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ナイトヴェール

商品詳細

届出番号 J48
商品名 ナイトヴェール
会社名 カネカ食品株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 ストレス・緊張の緩和;睡眠の質の向上;肌のうるおい
本品にはロダンテノンBと還元型コエンザイムQ10が含まれます。ロダンテノンBは、肌の潤いを保持する機能があることが報告されています。還元型コエンザイムQ10には、一過性のストレスを感じている方の睡眠の質の向上(眠りが深いこと)に役立つ機能があることが報告されています。
想定する主な対象者 一過性のストレスを感じている方(ストレス度が高めの方)
機能性関与成分名 ロダンテノンB、還元型コエンザイムQ10
  • 還元型コエンザイムQ10
  • ロダンテノンB
  • 1日あたりの含有量 ロダンテノンB:160μg、還元型コエンザイムQ10:100mg
    摂取目安量 1日当たり1本(50mL)
    摂取方法 1日1本を目安にお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 本品は多量に摂取することにより、疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
    届出日 2024/04/15
    販売開始予定日 2024/09/01
    販売状況 販売休止中
    食品分類 清涼飲料水
    加工食品(その他)【清涼飲料水】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (2024.10.16)様式Ⅳの修正

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    ○ロダンテノンB
    1:既存情報による安全性試験の評価
    当該製品の原材料を用いた「ラットに28日間投与する試験」および「遺伝において突然変異が生じないか細菌を用いた試験」で特に異常は認められなかった。また、「一日摂取目安量を8週間ヒトに摂取させた試験」および「一日摂取目安量を12週間ヒトに摂取させた試験」ならびに「一日摂取目安量の5倍量を4週間ヒトに摂取させた試験」おいても、摂取に関連した有害事象は認められなかった。
    2: 医薬品との相互作用
    相互作用の報告が見当たらなかったことから、通常の摂取量の範囲内であれば問題ないと判断した。ただし、疾患に罹患している場合は医師に、医薬品を服用している場合は、医師、薬剤師に相談することが望ましい。
    以上より、当該製品には安全性に懸念はないと判断した。

    ○還元型コエンザイムQ10
    1:食経験
    当該製品は販売実績がないため食経験は評価できない。一方、類似する食品が原料メーカー子会社から販売されており、喫食実績を当該製品の食経験評価に使えると判断し、その販売実績を記載した。
    ■類似する食品:還元型コエンザイムQ10 (カネカユアヘルスケア株式会社)
    ■喫食実績の評価
    -摂取集団 16歳~102歳
    -形状 ソフトカプセル
    -1日摂取目安量 1粒(還元型コエンザイムQ10:100mg)
    -販売期間 2010年2月~2021年9月
    -販売量 6,630万食分 (2020年5月時点)
    -健康被害 当該製品並びに機能性関与成分と因果関係があると判断された事例は報告されていない
    以上、食経験評価により、当該製品の安全性に問題はないと判断した。また、補足として既存情報による安全性試験の評価や医薬品との相互作用も調べたが、下記の通り、特段問題ないと判断した。
    2:既存情報による安全性試験の評価
    当該製品の摂取量を上回る用量(1日200~300mg)の還元型CoQ10含有食品の長期摂取試験(26~96週間)など、既存情報による安全性試験の評価から、当該製品の安全性には問題がないと判断した。
    3:医薬品との相互作用
    公開データベースにおけるCoQ10と医薬品との相互作用に関する情報から、相互作用を引き起こす可能性は否定できない。しかし、医薬品を常用されている方は当該製品の想定している対象者ではなく、また、摂取上の注意に医薬品との相互作用に関して特記する必要はないと判断した。

    機能性

    ■肌の潤いを保持する機能
    ア 標題
     ロダンテノンB摂取が肌の水分量に与える影響
    イ 目的
     健常な成人において、ロダンテノンBの摂取が肌の水分量を保持する機能を有するかについて検証する。
    ウ 背景
     体内では糖とタンパク質が非酵素的に反応する糖化反応がおこり、その結果AGEs(最終糖化産物:Advanced Glycation Endproducts)が生成する。このような糖化ストレスによって生成するAGEsの一種ペントシジンは、コラーゲン分子間を非特異的に架橋することにより、コラーゲンの立体構造に影響し、皮膚において水分値に影響する。ロダンテノンBは糖化反応を阻害することが知られている。そこで、ロダンテノンBが肌の水分量を維持する効果があるか、研究レビューにより検証した。
    エ レビュー対象とした研究の特性
     複数の研究論文のデータベースを用いて、論文を検索した。最終的に評価した論文1報であった。
    オ 主な結果
     皮膚のたるみやくすみなどの状態に自覚症状のある20歳代から50歳代の健常な日本人女性を対象に、ロダンテノンB(0.16 mg/日)を12週間摂取したところ、プラセボ摂取に比較して、肌の水分量(皮膚角層水分量)が統計学的に有意に高かったことが確認されている。その肌の水分量を保持する機能は糖化ストレスを軽減することによるものと論文で考察されている。
    カ 科学的根拠の質
     肌の構造に性差はないので、対象を健常な成人とすることは可能である。採用論文が1報のみのためバイアスリスクは否定できないが、日本人を対象としたプラセボ対照二重盲検ランダム化並行群間比較試験であり、信頼性は高いと考えられる。上記バイアスリスクがある一方で、ロダンテノンB含有エキスでの皮膚水分量の改善の既存報告があることからエビデンス総体ついて確実性を“中(B)”と判断した。

    ■一過性のストレスを感じている方の睡眠の質の向上に役立つ機能
    ア 標題
     還元型コエンザイムQ10摂取が睡眠の質、一時的なストレス、疲労感に与える影響
    イ 目的
     一過性のストレスを感じている健常者が還元型コエンザイムQ10を1日100mg摂取することで、睡眠の質の改善や一時的なストレス・起床時の疲労感軽減が認められるか検証した。
    ウ 背景
     一過性のストレスは睡眠の質を悪化させ疲労回復を遅らせることがあるが、これらは互いに密接に関連している。還元型コエンザイムQ10(以下、還元型CoQ10)は疲労感を軽減することが報告されているが、そのほか、自律神経(副交感神経活動)の働き(ストレスの指標ともなる)を維持したり、睡眠中の覚醒回数を減少させたりすることが報告されている。以上から、一過性のストレスを感じている健康な方に還元型CoQ10を摂取させた際の、睡眠の質・一時的なストレス・起床時の疲労感に与える影響を検討した。
    エ レビュー対象とした研究の特性
     レビュー対象の論文は2019年12月5日に検索し、検索対象期間は検索日までの全期間とした。採用論文は1報で、質の高いRCT試験であった。採用論文の被験者は日本人の一過性のストレスを感じている健康な成人男女であった。採用論文の著者に原料メーカー社員が含まれるが、利益相反の申告はなかった。
    オ 主な結果
     研究レビューを実施した結果、一過性のストレスを感じている健康な男女(ストレス度が高めの方)が機能性関与成分を100mg/日摂取することにより、プラセボ摂取群と比較して、睡眠の質が有意に改善すること(ぐっすり眠れた、眠りが深かった、睡眠中に目が覚めなかった、などの評価点の向上)、一時的なストレスが有意に軽減すること(ストレス度を【最良の状態:ストレスを全く感じない最良の感覚】~【最悪の状態:ストレスフルな最悪の感覚】、として評価)、起床時の疲労感が有意に改善すること(疲れがとれている、身体がシャキッとしている、さわやかな気分である、などの評価点の向上)が認められた。なお、採用論文では安全性に関する問題の報告はなかった。
    カ 科学的根拠の質
     一過性のストレスを感じている健康な方において、還元型CoQ10が睡眠の質改善や一時的なストレス・起床時の疲労感軽減に役立つ効果が確認された。
     本研究レビューにおける結果の限界・問題点としては、定性的レビューのみ実施しており、メタアナリシスによる検証がされていない。これにより「非一貫性」や「出版バイアス」に関する基準が明確となっていないことが挙げられる。

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