一覧へ戻る

雪印メグミルク 乳酸菌ヘルベヨーグルト 100g

商品詳細

届出番号 H511
商品名 雪印メグミルク 乳酸菌ヘルベヨーグルト 100g
会社名 雪印メグミルク株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.meg-snow.com/
表示しようとする機能性 目や鼻の不快感を緩和
本品にはL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)が含まれます。乳酸菌ヘルベには花粉やハウスダストなどによる目や鼻の不快感を緩和する機能があることが報告されています。
想定する主な対象者 花粉やハウスダストなどによる目や鼻に不快感を有している成人男女
機能性関与成分名 L. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)
  • 乳酸菌
  • 1日あたりの含有量 10億個
    摂取目安量 1個(100g)
    摂取方法 そのままお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
    届出日 2022/09/09
    販売開始予定日 2023/01/03
    販売状況 販売休止中
    食品分類 発酵乳
    加工食品(その他)【発酵乳】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (R6.10.21)
    様式Ⅳ 修正

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    L. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)(以下、乳酸菌ヘルベ)を含むチーズは2004年から販売されており、摂取による健康被害は発生していないが、当該商品には乳酸菌ヘルベ含有量の規格がなく、当該制度のガイドラインの「類似する食品」に該当しないため食経験での安全性評価は不十分である。
    医薬基盤・健康・栄養研究所「健康食品」の安全性・有効性情報には乳酸菌全般について「適切に用いれば小児に対しても安全性が示唆されている。」「妊娠中・授乳中は、安全性に関して信頼できる十分な情報が見当たらないため過剰摂取は避ける。」と記載がある。また欧州では、L. helveticusは欧州食品安全機関が公開する、さらに安全性について評価する必要がない微生物リスト(QPSリスト)に掲載されており、一定の安全性が認められている。
    血中のハウスダストまたはダニに対する特異的抗体価が陽性であり目や鼻の不快感を有する健常者100名を対象に、乳酸菌ヘルベを含む発酵乳を、1日あたりの当該菌の摂取量が10の9乗(本届出品の一日当たりの摂取目安量当たりの含有量と同量)となる分量で12週間連続摂取させた結果、医師により試験食品には関連した有害事象はないと判断された。また、健常者10名、血中のハウスダストまたはダニに対する特異的抗体価が陽性であり目や鼻の不快感を有する健常者10名を対象に、乳酸菌ヘルベを含む発酵乳を、1日あたりの当該菌の摂取量が3x10の9乗となる分量で4週間連続摂取させた結果、血液パラメータの一部で摂取前と摂取4週間後との間に有意な変化が観察されたが、平均値は常に最適範囲内に留まっていた。また、被験者6名が軟便等を訴えたが、症状は一時的かつ軽度であり医師により試験食品には関連しないと判断された。さらに、花粉やハウスダストなどによる目や鼻の不快感を有する健常者99名を対象に、乳酸菌ヘルベを含む発酵乳を、1日あたりのL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)の摂取量が10の9乗となる分量で、16週間連続摂取させ、尿検査、血液検査、血圧、脈拍数等の測定や医師による問診を行ったが、有害事象は観察されなかった。
    以上より、本届出品における一日当たりの摂取目安量当たりの含有量の3倍量のL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)を含有する発酵乳を4週間連続摂取した場合でも、安全性に問題ないことが確認された。

    機能性

    (ア)標題 
    機能性関与成分L. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)の摂取が花粉やハウスダストなどによる目や鼻の不快感を緩和するかどうかを検証する研究レビュー
    (イ)目的 
    健常者および軽症者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)を対象に、免疫調節機能を有する乳酸菌であるL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)の摂取によって花粉やハウスダストなどによる目や鼻の不快感が緩和されるかどうかを検証する。
    (ウ)背景 
    花粉やハウスダスト等の抗原の増加および生活環境の変化等、様々な要因によってアレルギー性鼻炎が増加している。アレルギー性鼻炎は目や鼻の不快感を引き起こし生活の質を大きく低下させる。
    治療が必要な場合には抗ヒスタミン薬等の薬物療法が用いられるが、長期の使用では副作用が生じる。そのため、副作用の懸念が小さく長期的な摂取も可能な機能性成分の利用が期待される。
    注目されている機能性成分の一つとして免疫調節機能を有する乳酸菌があり、その中にL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)がある。乳酸菌ヘルベは抗炎症作用等の免疫調節作用を示すことが報告されており、花粉やハウスダストなどに伴う目や鼻の不快感を緩和する効果が期待される。しかし、健常者や軽症者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)を対象に乳酸菌ヘルベの有効性を総合的に評価した報告は報告されていない。
    なお、健常者および軽症者の定義は、「機能性表示食品の届出等に関するガイドライン(改正令和4年4月1日消食表第136号)の別紙2「軽症者が含まれたデータの取扱いについて」の「1.鼻目のアレルギー反応関係(4)対象被験者」に示された、「健常者:鼻目のアレルギー反応を有し(過去に有していた者を含む。)、かつ、試験前及び試験期間中にアレルギー治療薬を摂取していない者」、「軽症者:鼻目のアレルギー反応を有し(過去に有していたものを含む。)、かつ、試験前及び試験期間中にアレルギー治療薬を時々摂取している(常用していない)者」とした。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性 
    健常者や軽症者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)が乳酸菌ヘルベを摂取することで目や鼻の不快感が緩和されるかどうかを検証するために、主要な文献検索データベース(PubMed、JDreamⅢ)等を用いて2022年8月までに公表された英語または日本語の研究を検索した。検索結果を精査したところ、有効性の検証に用いることができた研究は3報であった。研究の特性を要約すると、試験は日本国内で行われ、被検者は花粉やハウスダストなどによる目や鼻に不快感を有している健常者および軽症者(20~65歳、妊婦・授乳婦を除く)であり、乳酸菌ヘルベを10の9乗オーダー(菌体数)含む発酵乳100gまたは菌体粉末を含むカプセルを毎日、8週間以上摂取していた。対照(プラセボ)は乳酸菌ヘルベを含まないプラセボ発酵乳または菌体粉末を含まないカプセルであった。主要評価項目は鼻目症状スコア(目や鼻の不快感)であった。
    (オ)主な結果 
    花粉やハウスダストなどによる目や鼻に不快感を有している健常者や軽症者(未成年、妊産婦、授乳婦を除く)が乳酸菌ヘルベを摂取すると、目や鼻の総合的不快感、鼻の痒み、くしゃみ回数、および鼻詰まり等の各種指標が対照(プラセボ)と比べて有意に低下(緩和)した。このことから、「本品にはL. helveticus SBT2171(乳酸菌ヘルベ)が含まれます。乳酸菌ヘルベには花粉やハウスダストなどによる目や鼻の不快感を緩和する機能があることが報告されています。」という機能性表示は妥当と判断された。
    (カ)科学的根拠の質
    レビュー対象とした研究の質を定められた基準に従って評価した。研究方法は全て、結果の信頼性が高い「二重盲検ランダム化比較試験(RCT)」であった。研究の質を総合的に評価すると「効果に中程度の確信がある」と判断された。

    関連コンテンツ


    一覧へ戻る