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いとしろ白山姫(はくさんひめ)

商品詳細

届出番号 G650
商品名 いとしろ白山姫(はくさんひめ)
会社名 株式会社奥美濃プロデュース 他製品
ウェブサイト http://www.oku-p.com/okuminonouen.html
表示しようとする機能性 血圧のサポート;肌のうるおい
本品にはリコピンとGABAが含まれ、リコピンを16㎎/日摂取すると、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能があること、GABAを20㎎/日摂取すると高めの血圧を低下させる機能があることが報告されています。本品を200g(約1~1.5個)で機能性が報告されている1日当たりの肌への機能性関与成分(リコピン)の50%、血圧への機能性関与成分(GABA)の100%を摂取できます。
想定する主な対象者 リコピン:疾病に罹患していない健常な成人、GABA:疾病に罹患していない者(正常高値血圧者:未成年者、妊産婦、授乳婦は除く)およびⅠ度高血圧者
機能性関与成分名 リコピン、GABA
  • GABA
  • リコピン
  • 1日あたりの含有量 リコピン:8㎎、GABA:20㎎
    摂取目安量 200g(約1~1.5個)をそのままお召し上がりください。(リコピン:機能性が報告されている1日当たりの機能性関与成分の量の50%を摂取できます。)
    摂取方法 一日摂取目安量に続けて記載
    摂取をする上での注意事項 1日の摂取目安量を守ってください。高血圧治療薬、抗凝固薬または抗血小板薬等の医薬品を服用している方は医師、薬剤師にご相談ください。
    届出日 2021/09/22
    販売開始予定日 2021/11/23
    販売状況 販売休止中
    食品分類 野菜
    生鮮食品【トマト/いとしろ白山姫(はくさんひめ)】
    安全性の評価方法 喫食実績の評価
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    〇喫食実績
    1.当該製品について
    当該製品は生鮮食品のトマトであり、日本に限らず世界中で消費されている果菜類である。国内での一人当たりのトマト消費量は4kg(※1)であり、流通は季節を問わず行われ、青果物に限らず加工品も多く流通していることから、日本人は通年においてトマトを摂取する機会がある。トマト摂取の歴史は長く、国内・海外問わずトマト摂取が原因となる大きな健康被害は報告されていない。弊社は2015年から岐阜県郡上市白鳥石徹白地内で、当該商品である品種「麗夏」を栽培している。この品種は2005年から一般市場に流通され、食経験は十分あり、その安全性は自明である。弊社としても2015年から当該商品の販売をおこなってきたが現在まで健康被害の報告は一度も受けていない。また2018年に岐阜県GAP(品目名トマト・確認生産者番号8)を取得し、岐阜県GAPの該当項目〇種を確認することにより、農場管理から出荷管理までを明確化し、トレーサビリティーがより確実なものとなっている。この岐阜県GAPは毎年の更新審査を受け、その管理が継続していることを当該商品の安全性をより証明している。
    以上のことから、当該食品がヒトの健康を害する恐れはないと判断した。

    機能性

    ★リコピン
    【標題】
      最終製品「いとしろ白山姫(はくさんひめ)」に含まれる機能性関与成分:リコピンによる、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能性に関する研究レビュー

    【目的】
    リコピン(Lycopene、分子式C40H56)は、カロテノイド色素の一種であり、トマトなどに豊富に存在している。リコピンは抗酸化活性や高血圧予防など数多くの機能性を有することが報告されており、本研究レビューでは、リコピンの摂取による紫外線刺激から肌を保護する効果について、疾病に罹患していない健常な成人を対象とした臨床試験論文のシステマティック・レビューを実施し、その効果について検証することを目的とした。

    【背景】
     我々が外出時に浴びている太陽光線は、その波長によって紫外線(UV)、可視光線、赤外線(IR)に分類される。このうち、紫外線はビタミンDの生合成や光線治療など人体に有益である一方、同時に有害作用ももたらすことが知られている。紫外線による有害作用として代表的なものが、急性障害の「日焼け」である。「日焼け」には、紫外線に長時間曝露されることによって皮膚が赤くなるサンバーン(紅斑の発症)と、これに続く色素増強のサンタンが含まれる1)が、これらはいずれも皮膚障害の第一歩とされている。日焼けは慢性障害として加齢と共に増加する光老化のリスク要因となる他、皮膚がんのリスクも増大するため、日焼けを防止し皮膚を守ることは健康維持の観点から重要性が高い。そのため、これまでに日焼け止めなど肌に塗布する種々の医薬品が開発・市販されてきた。
     リコピンは、抗酸化作用が強いことで知られるカロテノイドの一種であり、トマト果実に豊富に含まれている色素化合物である。リコピンには、これまでの研究により、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣病予防や、ガン発症抑制などに効果があることが報告されているほか、近年では肌機能に対しても様々な美容効果が期待できることが報告されてきた。そこで、本研究レビューでは、リコピンが健康な成人に対して紫外線刺激から肌を保護する機能性があるかどうかについて検討した研究報告を調査し、定性的にまとめることとした。
    1) 上出良一,紫外線防御の皮膚科学的意義,日本化粧品技術者会誌 30(3), 265-272, 1996

    【研究レビューの方法】
      PubMed、J-DreamⅢ(JSTPlus+JMEDPlus+JST7580)、医中誌Webの3つのデータベースを情報源として文献検索を行った(最終検索日2021年4月2日)。その結果、計42報の国内外の論文が選定され、これらを事前に定めた採用基準に基づいて選抜した結果、計11報について2次スクリーニングを実施。最終的に2報の文献を定性的に評価した。

    【主な結果】
      適格基準に基づいて採用された論文2報にて報告された計2試験の結果から、リコピンを1日当たり16mg含む食品を継続的に摂取することで、紫外線刺激からの肌の保護について支持する有意な結果が得られた。本研究レビューでは、採用論文2報どちらも外国人(イギリス人、ドイツ人)の、それぞれ疾病に罹患していない健常な成人(20歳以上)かつスキンタイプ(フィッツパトリックのスキンタイプ、フォトスキンタイプとも呼ばれる)Ⅰ~Ⅱの者を被験者としていた。日本人のスキンタイプはおおよそⅡ~Ⅳに該当するとされる(日本皮膚科学会HPより)が、日本人への外挿性を否定するような記述内容は見られなかったこと、採用論文ではないが日本人に対しても効果が得られたとの研究報告もあることから、リコピンの摂取による「紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能」については科学的根拠があるものと判断した。

    【科学的根拠の質】
    本研究レビューの限界として、メタアナリシスを実施していないことが挙げられる。一方で、今回の研究レビューの結果から、疾病に罹患していない健常な成人において、リコピンの経口摂取が紫外線刺激による皮膚の紅斑の発生を低減する機能に対して科学的根拠があり、本製品が表示しようとする「本品にはリコピンが含まれます。リコピンには、紫外線刺激から肌を保護するのを助ける機能があることが報告されています。」という機能性は妥当であると評価した。

    ★GABA
    【標題】
    最終製品「いとしろ白山姫(はくさんひめ)」に含有する機能性関与成分GABAによる血圧低下の機能性に関する定性的研究レビュー

    【目的】
    日本人の正常高値血圧者およびⅠ度高血圧者に対して、GABAを含む食品の12週間以上の継続摂取が、血圧低下効果を有するかを明らかにするため、定性的研究レビューを実施した。

    【背景】
    GABAを配合した本製品を機能性表示食品として販売するにあたり、本食品の血圧低下作用について検証するために、研究レビューを行った。

    【レビューを対象とした研究の特性】
    3つのデータベースを情報源として用いた。PubMed(最終検索日:2018年10月19日)、JDreamⅢ(最終検索日:2018年10月15日)、医中誌Web(最終検索日:2018年10月15日)を検索し、ハンドサーチは実施しなかった。各データベースとも検索期間は限定せずに、最終検索日までの全範囲を対象として検索を行った。また、未報告研究についてはUMIN臨床試験登録システム(UMIN-CTR、最終検索日:2018年10月17日)を用いて検索した。レビューを対象とした研究は「日本人の成人男女の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者」を対象集団とし、研究デザインがランダム化二重盲検プラセボ対照比較試験のものである。最終的に評価した文献は5報であった。

    【主な結果】
    採用された文献5報はすべて日本人の成人男女の疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者を対象としていた。5報全てで疾病に罹患していない者(正常高値血圧者)での層別解析を行っていた。罹患していない者(正常高値血圧者)およびⅠ度高血圧者を対象とした5報のうち4報で、GABAの12週間以上の継続摂取により対照群と比較して収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認された。罹患していない者(正常高値血圧者)での層別解析を行った5報のうち4報でも同様に、GABAの12週間以上の摂取により対照群と比較して収縮期血圧と拡張期血圧の有意な低下が確認された。本研究レビューの結果からGABA(20mg/日以上)の摂取は収縮期血圧と拡張期血圧を有意に低下させる、血圧低下作用を有する肯定的な結果が得られた。

    【科学的根拠の質】
    採用文献5報はすべてRCTで、論文の質はQL1(高い)であった。選択バイアス、症例減少バイアス、その他のバイアスが認められるものがあるが、いずれもQL1の論文を採用しており、エビデンスの強さはB(肯定的な根拠がある)と判断した。本研究レビューの限界として、採用文献数が5報と少ないこと、GABAの摂取期間が12週間~16週間と短く、より長期に摂取した場合の効果が不明であることが挙げられる。

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