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パインファイバーⅢ(トリプル)

商品詳細

届出番号 G521
商品名 パインファイバーⅢ(トリプル)
会社名 松谷化学工業株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 体脂肪を減らす;中性脂肪を抑える;血糖値の上昇を抑える
本品には難消化性デキストリン(食物繊維)が含まれます。難消化性デキストリン(食物繊維)には糖や脂肪の吸収を抑えることにより食後の血糖値や血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能があることが報告されています。また、継続して摂取することで、BMIが高めの方の内臓脂肪を減らす機能があることが報告されています。
想定する主な対象者 BMIが高めの健常成人
機能性関与成分名 難消化性デキストリン(食物繊維)
  • 難消化性デキストリン
  • 1日あたりの含有量 15g
    摂取目安量 3本
    摂取方法 1食当たり1本をお飲み物に溶かして、食事とともにお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 一度に多量に摂取すると、体質・体調によりおなかがゆるくなることがあります。
    届出日 2021/08/24
    販売開始予定日 2025/04/01
    販売状況 販売休止中
    食品分類 粉末飲料
    加工食品(その他)【食物繊維加工食品】
    安全性の評価方法 既存情報による食経験の評価
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (2022.4.4)代表者氏名の変更、別紙様式Ⅳ添付資料の変更
    (2024.4.26)別紙様式I,Ⅱ,Ⅱ-1:安全性および機能性に関する基本情報を更新、別紙様式Ⅲ 分析方法に関する情報の追加、別紙様式V(食後血中中性脂肪の上昇抑制作用):PRISMA2020準拠版に差し替え、別紙様式V(食後血糖値の上昇抑制作用および内臓脂肪低減作用):様式変更

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    ・喫食実績による食経験について
    本品と同一の原材料および内容量で特定保健用食品の許可を取得している製品「パインファイバーW」が2012年から販売されており、12年以上の喫食実績があります。また、販売開始以降お客様より申告があった健康被害情報において、重篤な症状は報告されていません。
    ・機能性関与成分「難消化性デキストリン(食物繊維)」食経験について
    機能性関与成分である難消化性デキストリン(食物繊維)(松谷化学工業㈱製)は、1989年より販売開始され、これまでの累積販売数量は全世界で約37万トンあり、十分な食経験のある素材です。また、難消化性デキストリンは、特定保健用食品の関与成分として使用されており、2023年10月時点で372品目が許可取得し、特定保健用食品全体の約35%に相当します。許可品目は清涼飲料水、即席みそ汁(スープ)、米菓、ソーセージ、粉末、ゼリー、かまぼこ、発酵乳、パン、米飯、豆腐など様々な食品形態があり、難消化性デキストリンは様々な加工食品に利用されている素材です。なお、特定保健用食品の関与成分である難消化性デキストリンはすべて松谷化学工業㈱製であり、本品の機能性関与成分と同一であることから、上記情報で評価が可能であると判断しました。

    機能性

    1.食後の血糖値の上昇をおだやかにする機能
    【標題】
    難消化性デキストリンを用いた健常成人に対する食後血糖値の上昇抑制作用に関するシステマティックレビュー(メタアナリシス)
    【目的】
    健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、食後血糖値の上昇を抑制するかについて評価しました。
    【背景】
    現在、糖尿病患者数の増加は、超高齢社会を迎えた日本において極めて深刻な問題のひとつとなっています。糖尿病に罹患しないためには、食事療法などにより食後血糖値をコントロールすることが非常に重要であるとされています。そこで、難消化性デキストリンの食後血糖値の上昇抑制作用についてレビューを実施しました。
    【レビュー対象とした研究の特性】
    ・論文検索日:2014年12月25日~2015年1月5日
    ・検索対象期間:各データベース開設または搭載されている最初の時点から検索日までの全期間
    ・対象集団の特性:健常成人(空腹時血糖値126mg/dL未満)
    ・最終的に評価した論文数:43報
    ・研究デザイン:ランダム化比較試験
    ・利益相反情報:松谷化学工業㈱の依頼により㈱薬事法マーケティング事務所がシステマティックレビューを実施
    【主な結果】
    統計解析の結果、「食後血糖値30分」「食後血糖値60分」「食後血糖値の濃度曲線下面積(AUC0-120min)」において、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が有意に食後血糖値を低下させることが確認されました。さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後血糖値の上昇抑制作用が期待できることが示されました。
    【科学的根拠の質】
    本研究レビューは十分な被験者数で評価されていることから、効果のない未発表論文を想定しても相当数存在しない限り効果が覆らないことが示されました。これらのことより得られた科学的根拠は強いと判断しました。ただし、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できないため継続した調査が必要であると考えます。

    2.食後の血中中性脂肪の上昇をおだやかにする機能
    【標題】
    難消化性デキストリン(食物繊維)による健常成人に対する食後中性脂肪の上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用に関する研究レビュー(メタアナリシスおよび定性的研究レビュー)
    【目的】
    健常成人(空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満)が食事と共に難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取すると、食後中性脂肪の上昇もしくは脂肪の吸収を抑制するかについて評価しました。
    【背景】
    現在、食生活の欧米化や慢性的な運動不足などにより、我が国におけるメタボリックシンドロームをはじめとした生活習慣病の患者数が増加しています。生活習慣病のなかでも、特に脂質異常症は動脈硬化の危険因子であることから、食生活の改善などによる一次予防が望まれています。さらに、近年、脂質異常症の1つとして食後に血中中性脂肪値の高い状態が長時間継続する食後高脂血症が、動脈硬化症や冠動脈疾患の発症を早めるリスク因子であることが明らかとなってきたことから、脂肪の吸収を抑制し食後血中中性脂肪値の上昇を抑制する食品素材が注目されています。そこで、難消化性デキストリンの食後中性脂肪の上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用についてPRISMA声明(2020年版)に基づく研究レビューを実施しました。
    【レビュー対象とした研究の特性】
    ・論文検索日:2024年3月14日
    ・検索対象期間:各データベース開設または搭載されている最初の時点から検索日までの全期間
    ・対象集団の特性:健常成人(空腹時血中中性脂肪値が200mg/dL未満)
    ・最終的に評価した論文数:14報
    ・研究デザイン:ランダム化比較試験
    ・利益相反情報:松谷化学工業㈱が研究レビューを実施
    【主な結果】
    統計解析の結果、対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が「食後血中中性脂肪値(2,3,4時間)」「食後血中中性脂肪値の濃度曲線下面積(AUC0-6h)」を有意に低下させることが確認されました。さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを摂取することによって、食後中性脂肪の上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用が期待できることが示されました。また、空腹時血中中性脂肪値が150mg/dL未満の正常範囲対象者においても同様に食後中性脂肪の上昇抑制作用もしくは脂肪の吸収抑制作用が期待できることが示されました。
    【科学的根拠の質】
    本研究レビューは十分な被験者数で評価されていることから、効果のない未発表論文を想定しても相当数存在しない限り効果が覆らないことが示されました。これらのことより得られた科学的根拠は強いと判断しました。ただし、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できないため継続した調査が必要であると考えます。

    3. 内臓脂肪を減らす機能
    【標題】
    難消化性デキストリンの健常成人に対する内臓脂肪低減作用に関する研究レビュー
    【目的】
    健常成人(肥満1度:BMI値25 kg/m2以上30 kg/m2未満を含む)に対して、難消化性デキストリン(食物繊維)を摂取することにより、内臓脂肪を低減するかについて評価しました。
    【背景】
    令和元(2019)年度の国民健康・栄養調査結果によると、肥満者の割合は20歳以上の男性で33.0%、女性で22.3%です。この10年間で有意な増減はみられないものの肥満者の割合は高い状態が続いています。肥満は脂肪組織が過剰蓄積した状態と定義され、内臓脂肪の過剰蓄積が糖代謝異常や脂質代謝異常、循環器疾患等の合併症と密接に関連することが明らかにされています。内臓脂肪型肥満によって複数のリスクが集積された状態がメタボリックシンドロームと定義されており、内臓脂肪蓄積の予防や改善は重要な課題です。そこで、難消化性デキストリンの内臓脂肪低減作用についてレビューを実施しました。
    【レビュー対象とした研究の特性】
    ・論文検索日:2021年4月13日
    ・検索対象期間:各データベース開設または搭載されている最初の時点から検索日までの全期間
    ・対象集団の特性:健常成人(肥満1度:BMI値25 kg/m2以上30 kg/m2未満を含む)
    ・最終的に評価した論文数:2報
    ・研究デザイン:ランダム化比較試験
    ・利益相反情報:松谷化学工業㈱が研究レビューを実施
    【主な結果】
    いずれの採用文献においても対照群と比較して難消化性デキストリン摂取群が長期摂取後の内臓脂肪面積値を有意に低下させることが確認されました。さらに、難消化性デキストリン(食物繊維として)5 gを1日に3回食事と共に長期摂取することによって、内臓脂肪の低減作用が期待できることが示されました。
    【科学的根拠の質】
    本研究レビューは研究数が2報と少なくメタアナリシスを実施できなかったため定性的なレビューとしました。しかし、いずれの研究もランダム化比較試験で実施され、一貫して有意な結果が得られていたため信頼性は高いと考えられました。ただし、未報告研究の存在や出版バイアスの可能性が否定できないため継続した調査が必要であると考えます。

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