一覧へ戻る

ビタミンバンク DHA

商品詳細

届出番号 G1071
商品名 ビタミンバンク DHA
会社名 機能性食品開発研究センター株式会社 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 記憶の精度を高める;中性脂肪を抑える;体温(末梢体温)を維持する
本品にはモノグルコシルヘスペリジン、DHA、EPAが含まれます。モノグルコシルヘスペリジンには、冷えにより低下した末梢血流を改善し、冷えによる皮膚表面温度の低下を軽減する機能があることが報告されています。DHAとEPAには血中の中性脂肪を低下させる機能があることが報告されています。DHAには、中高年の方の加齢に伴い低下する、認知機能の一部である記憶力、判断力をサポートすることが報告されています。(記憶力:数字に関する情報を記憶し、思い出す力。判断力:数字や文字の情報を認識し、次の行動にうつす力。)
想定する主な対象者 健常な中高年男女、 手の冷えが気になる方
機能性関与成分名 モノグルコシルヘスペリジン、DHA、EPA
  • DHA
  • EPA
  • モノグルコシルヘスペリジン
  • 1日あたりの含有量 DHA:703mg、EPA:50mg、モノグルコシルヘスペリジン:178mg
    摂取目安量 4粒
    摂取方法 水またはぬるま湯と一緒にお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 原材料名をご確認のうえ、食物アレルギーの心配がある方は摂取をお避けください。 体調、体質により合わない場合はご使用をお控えください。
    届出日 2021/12/31
    販売開始予定日 2022/03/01
    販売状況 販売中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【DHA・EPA・ヘスペリジン含有加工食品】
    安全性の評価方法 既存情報による安全性試験結果
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (2022.7.6)様式(Ⅵ)表示見本の変更
    (2024.8.12) 様式(Ⅵ)表示見本パターン②の追加

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    本届出食品は、機能性関与成分としてモノグルコシルヘスペリジンを178mg含んだサプリメント形状の加工食品です。モノグルコシルヘスペリジンは既存情報を用いた食経験の評価で、本届出食品の1日摂取目安量の約2倍の340mgの量で特定保健用食品として許可されていることが確認できました。特定保健用食品として利用されていることから、安全性は十分評価されていると考えられましたが、本届出食品の喫食実績がないため、既存情報の安全性試験に関する調査を行いました。その結果、モノグルコシルヘスペリジン1020mgを4週間摂取した試験で安全性に問題ないことを確認いたしました。以上のことから、当該製品に含むモノグルコシルヘスペリジンは特定保健用食品として利用されていること、当該製品に含む5倍以上の安全性試験においても問題ないことが確認できたため、当該製品の安全性に問題はないと評価しました。

    <DHA、EPA>
    米国FDAの限定的健康表示規格において、サプリメントからの摂取はDHAとEPAを合わせて1日2gを超えないようにとされているが、本製品の1日摂取目安量はDHA 703㎎/日、EPA 50㎎/日、DHAとEPAの総量 753㎎/日であり、適切に摂取していただければ安全性に問題がないと評価できる。

    機能性

    1.モノグルコシルヘスペリジン
    (ア)標題
    ビタミンバンク DHAに含有する機能性関与成分モノグルコシルヘスペリジンによる末梢血流と末梢の体表温度を維持する機能性に関するシステマティックレビュー
    (イ)目的
    モノグルコシルヘスペリジンの摂取による末梢の血流、末梢の体表温度への効果について、臨床試験論文のシステマティックレビューを実施し、検証することを目的としました。
    (ウ)背景
    モノグルコシルヘスペリジンは冷えを感じている女性に対する血流改善効果や皮膚表面温度の維持効果が報告されていましたが、モノグルコシルヘスペリジンの男女に対して血流改善効果や皮膚表面温度を検証したシステマティックレビューはみあたりませんでした。そこで、モノグルコシルヘスペリジンの摂取が血流改善効果(末梢の血流)と、皮膚表面温度(末梢の体表温度)に与える影響についてシステマティックレビューを実施しました。
    (エ)レビュー対象とした研究の特性
     適格基準に合致したランダム化二重盲検クロスオーバー試験にて実施された臨床試験論文3報を採用しました。参加者は、いずれも日本人を対象とした論文であった。主要アウトカムはいずれも指先の血流と皮膚表面温度でした。
    (オ)主な結果
    末梢の血流について、モノグルコシルヘスペリジン356mgを摂取した試験において左手中指の血流量を測定し、肯定的な結果であった。モノグルコシルヘスペリジン178mgを摂取した試験では左手中指の血流量を測定し、肯定的な結果であった。モノグルコシルヘスペリジン71.2mgを摂取したに指先の血流量を測定し、肯定的な結果であった。
    末梢の体温度について、モノグルコシルヘスペリジン356mgを摂取した試験では左手薬指、左足中指つま先の体表温度を測定し、肯定的な結果であった。モノグルコシルヘスペリジン178mgを摂取した試験では左手中指の体表温度を測定し、肯定的な結果であった。モノグルコシルヘスペリジン71.2mgを摂取した試験では、指先の体表温度を測定し、肯定的な結果でした。以上のことからシステマティックレビューにおいて、モノグルコシルヘスペリジン摂取によって末梢の血流と体表温度の維持に効果があると結論付けました。その作用機序としては、自律神経系に対する作用とNO産生によって、血管が拡張し、末梢の血流が増え、末梢の体表温度が維持されたと考えられました。
    (カ)科学的根拠の質
    機能性の根拠となった研究が3報であり更なる研究が望まれます。

    2. DHA, EPA: 中性脂肪低下機能
    ア)標題
     DHA、EPAの血中の中性脂肪低下機能に関する機能性評価
    イ)目的
    「疾病に罹患していない者が(P)」、「DHA、EPAを摂取すると(I)」、「プラセボ摂取の場合もしくはDHA、EPA介入なしの場合と比較して(C)」、「血中の中性脂肪が低下するか(O)。」について、研究レビューを実施した。
    ウ)背景
    DHA、EPAについては様々な生理活性が報告されている。その中でも血中の中性脂肪低下機能は、心臓をはじめとした循環器系の働きを維持するなど健康増進に役立つと考えられる。しかし、疾病に罹患していない者におけるDHA、EPAの血中の中性脂肪の低下に関するヒト試験について検証した研究レビューは少ないため、本研究レビューにて機能性を評価することとした。
    エ)レビュー対象とした研究の特性
    検索日は2018年2月10日、検索対象期間は1946~検索日まで、対象は健常人及び血中中性脂肪値が正常高値域(120-149mg/dl)の者とした。
    無作為化コントロール比較試験(RCT)を対象に検索を行い、最終的に3報の論文を評価対象とした。
    本研究レビューは、届出者が第三者機関に実施料を支払い、委託作成されたものである。
    オ)主な結果
    RCT3報が採用された。全採用論文で評価された血中中性脂肪の低下は3報中3報が肯定的であった。バイアス・リスク評価は、3報中2報が低度、1報が中程度であった。
    DHA、EPAの血中中性脂肪低下機能に対する有効用量は、1日当りDHAとEPAの総量で182~2440mgであることが示された。
    カ)科学的根拠の質
    全体としてバイアス・リスクは低く、エビデンスの総体的評価はエビデンスの強さが「強」、重要度は「9」であり、エビデンスの質に問題はないと判断した。
    対象者については、採用文献は外国人を対象とした報告であったが、採用文献以外に、血中中性脂肪値が120~200mg/dLの日本人を対象としたRCT試験でも有意な結果が得られたという報告があるため、日本人へも外挿可能と考える。年代については、20代~60代の男女に対して幅広く有意な結果が得られてい
    た。
    本レビューが限界を有する点は、言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみ
    での検索による偏り)、出版バイアスなどが考えられる。

    3. DHA: 認知機能サポート
    ア)標題
     DHAの認知機能(記憶及び判断)に関する機能性評価
    イ)目的
    「疾病に罹患していない成人に(P)」、「DHAを摂取させることは(I)」、「プラセボ摂取、もしくはDHAの介入なしと比較し(C)」、「認知機能に対する有用性が認められるか(O)。」について、研究レビューを実施した。
    ウ)背景
    DHAは脳内に多量に存在することが知られており、認知機能に関する様々な研究が報告されている。そこで、認知機能の記憶と判断に関するDHAの機能性について評価することにより、機能性表示食品へ応用できる可能性を考え、研究レビューを実施した。
    エ)レビュー対象とした研究の特性
    検索日は2017年12月22日、検索対象期間は1946年から検索日まで、対象は未成年者、疾病に罹患している者、妊産婦(妊娠を計画している者を含む)、及び授乳婦を除く者とした。なお、MCI(軽度認知障害)の者は対象に含めた。
    無作為化コントロール比較試験(RCT)及び準RCTを対象に検索を行った。
    本研究レビューは、届出者が第三者機関に実施料を支払い、委託作成されたものである。
    オ)主な結果
    CTと準RCTの14報が採用された。認知機能の一部である「記憶」に関する機能を評価した文献は12報あり、そのうち群間比較で効果を認めた文献は7報であった。同様に、「判断」に関する機能を評価した文献は14報あり、そのうち群間比較で効果を認めた文献は8報であった。バイアス・リスク評価は、「記憶」に関する機能において採用された12報中1報が中程度で、その他は低かった。「判断」に関する機能において採用された14報中2報が中程度で、その他は低かった。
    DHAを1日当たり480㎎以上摂取することにより、認知機能の一部である「記憶」および「判断」に関する機能について効果が得られると結論付けた。
    カ)科学的根拠の質
    全体としてバイアス・リスクは「中程度」、エビデンスの強さは「中」であり、エビデンスの質に問題はないと判断した。
    対象者については、有効性が認められた文献のうち、日本人を対象に行なわれた研究は2報あり、日本人への外挿も可能と考えられる。
    本研究レビューの限界として、サンプリングバイアス(被験者の偏り)や言語バイアス(英語と日本語のキーワードのみでの検索による偏り)が完全には否定できないことが挙げられる。

    関連コンテンツ


    一覧へ戻る