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イチョウでGOO!(グー)

商品詳細

届出番号 D45
商品名 イチョウでGOO!(グー)
会社名 株式会社バイオ・サプリ 他製品
ウェブサイト https://www.fld.caa.go.jp/caaks/cssc01/
表示しようとする機能性 記憶の精度を高める
本品にはイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンが含まれます。これらの成分には中高年者において、認知機能の一部である記憶力(少し前に覚えたことを思い出す力)を維持する機能があることが報告されています。
想定する主な対象者 健康な中高年者
機能性関与成分名 イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトン
  • イチョウ葉テルペンラクトン
  • イチョウ葉フラボノイド配糖体
  • 1日あたりの含有量 イチョウ葉由来フラボノイド配糖体 28.8mg、イチョウ葉由来テルペンラクトン 7.2mg
    摂取目安量 6粒が目安
    摂取方法 水またはぬるま湯などと一緒にお召し上がりください。
    摂取をする上での注意事項 ・過剰に摂取することは避け、一日摂取目安量を守ってください。 ・血液凝固抑制剤やワルファリンなど抗血栓薬をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください。 ・小児の手の届かないところに保管してください。 ・天然由来の原料を使用しているため、色やにおいが変化する場合がありますが、品質に問題はありません。
    届出日 2018/06/21
    販売開始予定日 2018/09/03
    販売状況 販売中
    食品分類 栄養補助食品
    加工食品(サプリメント形状)【イチョウ葉エキス末加工食品】
    安全性の評価方法 既存情報による食経験の評価
    機能性の評価方法 機能性関与成分に関する研究レビュー
    確認を行った事業者団体等の名称
    消費者庁(届け出詳細内容)
    変更履歴

    (2018.11.30)様式Ⅲ ①分析方法を示す文書に定性試験結果を追加
              ②分析方法を示す文章の一部を修正
    (2018.11.30)様式Ⅵ 表示見本の修正
    (2019.9.18)
    1.別紙様式Ⅱ-1を変更
    2.様式Ⅲ-分析方法を示す資料の内容を追加
    3.別紙様式Ⅴ-11を変更
    (2023.04.21)
    1.届出食品基本情報、代表者氏名変更
    2.別紙様式Ⅵ、表示見本の変更
    (2024.06.14)
    1.別紙様式Ⅱ-1 安全性評価シートの変更
    2.別紙様式Ⅰ 当該製品の安全性に関する届出者の評価の内容を変更
    3.別紙様式Ⅱ ⑧医薬品との相互作用に関する評価 使用データベースの変更及び追                        

    4.別紙様式Ⅱ ⑨機能性関与成分同士の相互作用 使用データベースの変更
    (2024.10.21)
    1.様式Ⅳの修正

    撤回日
    届出撤回の事由

    届出者の評価

    安全性

    【既存情報を用いた食経験及び安全性試験の評価】

    当該製品に使用されているフラボノイド配糖体、テルペンラクトンを含有するイチョウ葉エキスは、当該製品の製造者である東洋カプセルにおいて1995年から約30年間で原料として累計で10トン以上製品化しており、全国規模で流通しています。当該製品にあてはめますと、約83,000,000日分に相当します。これまで流通してきた製品でイチョウ葉エキス(フラボノイド配糖体、テルペンラクトン)に起因すると考えられる健康を損ねた等の事象報告はありません。また、イチョウ葉エキスは「食品」に分類されており、適切に使用すれば安全性は高いと考えられます。しかし、流通しているすべてが当該製品と類似する製品ではない為、適切に使用すれば安全性は非常に高いと考えられますが、念のため食経験での評価は不十分であるとし、既存情報による評価を行うことにしました。

    イチョウ葉エキスの一般的な成分規格としては、有効成分とされるフラボノイド配糖体(24~27%)、テルペンラクトン(5~7%)及び有害成分とされるギンコール酸(5ppm以下)があります。また、イチョウ葉エキスの一般的な摂取量は1日240mg以下とされており、適切に摂取すればおそらく安全と考えられています。

    さらに米国ハーブ製品協会のクラス分類にて、クラス1(適切に使用する場合、安全に摂取することができるハーブ)と報告されています。

    当該製品に使用されているイチョウ葉エキスの成分規格も上記一般規格の範囲内であり、1日当たりの摂取量も前述の一般的なイチョウ葉エキスの摂取量である1日240mg以下のため、適切に用いれば安全性に問題は無いと考えます。
    よって既存情報による評価において、安全性は十分に確認できると考えています。

    しかし、イチョウ葉エキスには抗血液凝固作用があり、血液凝固抑制剤やワルファリン等の抗血栓薬と併用した場合、相乗効果により出血傾向が高まる可能性があるという報告があります。血液凝固障害のある患者に使用する場合は、資格のある医療従事者監督下で使用すべきとの報告もあることから当該事象のリスクは高いと考え、当該製品は健康な成人を対象としているものの、上記医薬品を服用している消費者に配慮する必要があると考え、摂取上の注意事項欄に「血液凝固抑制剤やワルファリンなど抗血栓薬をお飲みの方は、本品の摂取を避けてください。」と記載することにしました。

    機能性

    標題:本品に含有する機能性関与成分イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンによる記憶機能の改善に関する研究レビュー

    目的:本研究レビューでは、健常者でのイチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの経口摂取における脳の記憶機能の改善効果について合理的根拠の有無を集めることを目的とした。

    背景:イチョウ葉エキスの活性成分はフラボノイド配糖体(主にケルセチン)やテルペンラクトン(主にビロバライドやギンコライドB)であることが明らかになっており、フラボノイド配糖体は24~27%、テルペンラクトンは5~7%と一般な成分規格がある。フラボノイド配糖体及びテルペンラクトンが規格化されたイチョウ葉エキスには、神経細胞増殖能による認知機能の改善に寄与する可能性が示唆されているが、研究成果全体をまとめたレビューはない。そこで本研究レビューを実施し、フラボノイド配糖体及びテルペンラクトンが規格化されたイチョウ葉エキスの摂取介入による記憶力改善について機能性を検証した。

    レビュー対象とした研究の特性:国内の文献データベース2件及び海外の文献データベース1件で論文を検索した。採用する論文の研究デザインはランダム化並行比較試験(RCT)、ランダム化クロスオーバー試験、コントロール群のない介入試験とした。適格基準として、対象は健常人とし、フラボノイド配糖体及びテルペンラクトンが規格化されたイチョウ葉エキスの摂取介入が、プラセボなどのコントロール、摂取前値との比較により、記憶機能の指標の一つである反射時間が評価されていることとした。採用された論文について、バイアス・リスク、非直接性、非一貫性及びアウトカムを評価し、総合的に機能性の根拠となるかを検証した。

    主な結果:本研究レビューの対象となった論文2報のうち、30~59歳(平均年齢43.6歳)を対象としていた1報では反射時間の有意な短縮を報告していた。一方、前述の1報よりも若い25~40歳(平均年齢32歳)を対象としていた別の1報については反射時間の有意な短縮は報告していなかったが、試験参加人数が少ないため不精確である可能性があった。また、未成年者が含まれる可能性が否定できないとして本研究レビューからは除外した若年者を対象とした2報(試験参加者の平均年齢は19.9~21.7歳)についても、反射時間の有意な短縮は報告されていなかったことや、一般的に記憶機能は加齢により低下すると考えられていることから、年齢による影響もあると考えられた。このことから、本研究レビューで得られたエビデンスとしては「健常者(高齢者を含める)の記憶機能の改善」ではなく、「中高年者の記憶機能の維持」に留まると評価した。なお、反射時間の短縮は、少し前に見聞きした情報をより正確に記憶し、かつ速やかに思い出す機能が向上したことを示している。以上により、フラボノイド配糖体及びテルペンラクトンが規格化されたイチョウ葉エキス120mg/日の摂取は、中高年者において、認知機能の一部である記憶力(少し前に覚えたことを思い出す力)を維持する作用が期待できると考えられた。

    科学的根拠の質:本研究レビューの対象となった論文2報について、研究計画の事前登録を確認できなかったことから、出版バイアスの可能性は否定できない。なお、本研究レビューの対象となった論文2報において使用されたイチョウ葉エキスについて、機能性関与成分以外の成分については明記されていなかったため、機能性関与成分以外の成分の影響は完全に否定することはできない。また、いずれも海外で行われた研究であり、日本人を対象としていないが、イチョウ葉由来フラボノイド配糖体、イチョウ葉由来テルペンラクトンの作用機序の1つである抗血小板作用による脳血流量の増加に関して、ブラジル人及び中国人においても認められている。そのため、人種差の影響は少ないと考えられ、日本人に対しても同様の効果が期待できると考えられるが、今後、日本人を対象とした質の高い臨床試験の実施が望まれる。

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